画期的なツールとして注目を集めたNotesですが、現代のビジネス環境ではコスト増加や先進技術との連携、セキュリティなどでさまざまな問題が指摘されています。ここでは、Notes移行について、基礎知識と導入事例をご紹介します。移行を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
IBM Notes/Domino(旧:Lotus Notes/Domino) で構築されたシステムを、他のプラットフォームやサービスへ移行するプロセスのことです。
Notesは情報共有などの便利な機能を備え、業務アプリケーションの開発が容易に行えたことから多くの企業で導入されていました。しかし、2024年にサポート終了を発表。セキュリティリスクはもちろん、技術者の高齢化やクラウドへの対応の遅れなどを理由に、移行を検討する企業が増えています。
Notes移行は、一般的に以下の流れで進められます。
Notes移行に取り組んだ企業は、システムの複雑化や運用コスト、セキュリティなどさまざまな課題に直面しています。具体的な事例を解説しますので、自社の検討を進める際の参考材料としてご活用ください。
スポーツ用品の開発販売を手掛けるミズノ。コミュニケーション基盤にNotes・Dominoを利用していましたが、モバイルからの社外利用などができないNotesでは、昨今のワークスタイルの変化に対応しきれなくなっていました。
このため、利用者の利便性や生産性を向上でき、ワークスタイルの変革を実現できる新たなコミュニケーション基盤を検討。Microsoft社のクラウド基盤「Office 365」を新たなコミュニケーション基盤に採用することにしました。
課題となったのが、業務アプリやワークフローなどOffice 365には移行が困難な機能です。さらに、Notes・Dominoはバージョン8.5を利用しており、保守期限がすぐ近くまで迫っていました。
そこで、新たなシステムと並行してNotesを継続。一方で、Office 365とNotes・Dominoのハイブリッド環境で新しいコミュニケーション基盤を構築することにしました。
画一的な移行ではなく、ミズノが目指す改革に合わせて、ハイブリッド環境の構築や移行を行いました。結果、「いつでもどこでも」確認や会議資料の共有などができる体制を構築。利便性が向上し、多様なワークスタイルを実現できるようになりました。
もちろん、セキュリティリスクの軽減も大きな成果です。クラウド上のOffice 365を利用することで、災害時でも事業を継続できる体制が整いました。
世界の45カ国以上で事業展開を行っている石油会社の事例です。長年IBM Notesを使っていましたが、老朽化や複雑化、サポートの終了、情報共有がしにくい、データベースの処理に時間がかかるなどさまざまな課題を抱えていました。
また、現場でノート PC やタブレットの利用を促進するためにも、モバイル技術を採用したいという意向がありました。
FPTは、Notesで動いていた膨大な量の業務アプリケーションの機能や役割を分析。自社開発ツールを駆使して「Microsoft SharePoint」や「ASP.NETアプリケーション」に移行しました。また、移行だけでなく SharePoint Server のアップグレードもサポートしています。
使用した技術は、Exchange Server、SharePoint Server 2003,2010、.NET フレームワークです。
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Notes移行は、単なるデータの移し替えではなく、企業の働き方や情報共有の方法などを大きく変えるプロジェクトです。
成功させるためには、徹底した事前調査と戦略立案を行うことが大切。多様な機能を備えたNotesの代わりになるような単一プラットフォームはほとんどないため、移行先の環境をどう構築するか、専門知識と実績が豊富なITベンダーに相談してみてください。
データベースの移行だけでなく、必要なシステムの開発やチューニング、テスト、移行後の運用・保守までサポートしてくれるベンダーなら、スムーズに移行を進めることができるでしょう。
本メディアでは、マイグレーションサービスの提供内容を企業ごとに徹底調査しており、 「レガシーのオープン化」「AWSへの移行と運用」「大規模システムへの移行」という3つの目的ごとに適したパートナー企業を解説しています。マイグレーション支援企業の選定にご活用ください。
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【選定基準】
「マイグレーションサービス」とGoogle検索し表示される10社のうち、公式HPでマイグレーションサービスの移行実績が100件以上の3社をピックアップしました。(2025年8月20日時点)
※1.2.参照元:FPTジャパンホールディングス公式HP(https://fptsoftware.jp/resource-center/connect/connect-legacy-modernization)2025年8月20日時点
※3.4.参照元:TIS公式HP(https://www.tis.jp/service_solution/aws/migration/)2025年8月20日時点
※5.参照元:日立製作所公式HP(https://www.hitachi-sis.co.jp/service/system/migration/index.html)