多くの企業のメインシステムで使用されていたCOBOL。近年これをJavaに変換するプロセスが注目を集めています。ここでは、COBOLからJavaへの変換について、基礎知識と導入事例をご紹介します。検討している方は、ぜひ参考にしてください。
COBOLは、事務処理用のプログラミング言語です。主に企業の基幹業務システムやメインフレーム上のアプリケーションなどに使用されてきましたが、技術者の高齢化に伴う運用コストの増加、拡張性や柔軟性の低さなどを理由に多くの企業がJavaへの変換を検討。システムのオープン化やクラウド・モバイル・AIとの連携などを進めています。
COBOLからJavaへの変換は、一般的に以下の流れで進められます。
COBOLからJavaへの移行を実際に行った企業の事例をご紹介します。自社で移行を検討している方、手をつけたいけど後回しになっている企業の方は、他社の事例をぜひ参考にしてください。
2000年代半ばから脱ホストに着手し、2010年頃からはシステムごとのリビルド(再構築)を進めていました。しかし、同社のITシステムは多種多様かつ複雑。付加価値ニーズの低いシステムや、システム同士が密結合してしまっているなど、リビルドが困難な状態で、一部のシステムに手をつけられていませんでした。
大規模なモダナイゼーションに先立ち、メインフレーム資産とIMSDBデータベースの棚卸しを行いました。抽出されたCOBOLプログラムを自動ツールでJavaに変換。並行して、ミドルウェア管理チームやアプリケーションチーム、テストチームと密に連携してサーバー環境の準備も行いました。
特に難しかったのは、膨大かつ複雑なテストです。テスト自動化ツールを作り込み、全自動でテストする仕組みを構築しました。
独自の仕組みによって1500万ステップ、4.5万本のCOBOL資産をJava変換し、20年来の悲願であった脱ホストを実現することができました。ITシステムの保守費用は10分の1にまで削減。
現在は、COBOLとJava両方のエンジニアを抱えていますが、ゆくゆくはJava人材へ統一され、人件費等の低減もできると考えています。
COBOLからJavaへの変換は、企業の基幹システムに関わる重要なプロジェクトです。成功させるためには、資産を正確に棚卸し、変換計画をしっかりと立案することが重要です。専門知識と実績が豊富なITベンダーに相談することで、多くの知見や独自ノウハウをもとにしたスムーズな移行が可能となります。
本メディアでは、マイグレーションサービスの提供内容を企業ごとに徹底調査しており、 「レガシーのオープン化」「AWSへの移行と運用」「大規模システムへの移行」という3つの目的ごとに適したパートナー企業を解説しています。マイグレーション支援企業の選定にご活用ください。
ここではマイグレーションサービスのプロジェクト実績が100件以上の信頼できる会社を厳選。その中で「レガシーシステムのオープン化」「AWSへの移行」「大規模システムの移行」という3つの目的別におすすめの会社を紹介します。



【選定基準】
「マイグレーションサービス」とGoogle検索し表示される10社のうち、公式HPでマイグレーションサービスの移行実績が100件以上の3社をピックアップしました。(2025年8月20日時点)
※1.2.参照元:FPTジャパンホールディングス公式HP(https://fptsoftware.jp/resource-center/connect/connect-legacy-modernization)2025年8月20日時点
※3.4.参照元:TIS公式HP(https://www.tis.jp/service_solution/aws/migration/)2025年8月20日時点
※5.参照元:日立製作所公式HP(https://www.hitachi-sis.co.jp/service/system/migration/index.html)